食生活アドバイザー(R)とは?試験情報や資格取得の魅力などを解説します!

食生活アドバイザーとは?試験情報や資格取得の魅力などを解説します。食育
食育
このページの監修者
なぎさなおこ

株式会社フードコミュニケーション
代表取締役・食育料理家

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食生活アドバイザー(R)という資格を耳にしたことはあるでしょうか。
今回はCMや通信講座などでも人気の資格である、食生活アドバイザー(R)について解説していきます。
仕事だけでなく家庭などでも役に立つ食生活アドバイザー(R)の基本情報から試験の情報、資格を取得することの魅力なども解説します。
取得を検討している方は、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

食生活アドバイザー(R)とは?

食生活全般のスペシャリスト

食生活アドバイザー(R)とは、「食」と「生活」についての見識をもつことを目的として、一般社団法人FLAネットワーク協会が主催認定している民間資格になります。

FLAネットワーク協会は、食や生活にかかわるさまざまな事業を展開しており、食生活アドバイザー(R)の他には野菜スペシャリストの講座なども主催しています。

食生活アドバイザー(R)は、広い視野に立って食生活をトータルにとらえ、健康な生活を送るための提案ができる食生活全般のスペシャリストを目指します。

学習内容

学ぶ内容は「生活チェック」ココロとカラダの健康管理」「正しい情報の提供」「生き方上手をバックアップの4つが基本項目となります。
そして、上記4つの項目をもとに栄養と健康」「食文化と食習慣」「食品学」「衛生管理」「食マーケット」「社会生活の6つの科目を学習し、食生活のスペシャリストを目指す検定となっています。

食生活アドバイザー(R)の試験情報

受験資格

食生活アドバイザー(R)の受験資格は特に設けられておらず、経験の有無・個人や団体など問わず、どなたでも受験することが可能となっています。

級区分

食生活アドバイザー(R)の検定試験には、「3級」と「2級」の2つの級が設けられており、1級はありません。
3級は「消費者の立場から食生活を見直す」ことが目的としており、2級は「食を提供する立場から食生活を見直す」ことが目的とされています。
一般の家庭での食や生活の知識が中心の3級に対し、2級は食品メーカや飲食店など食を提供する側についての知識も加わることが3級と2級の違いになっています。

開催日程

検定試験は年に2回実施されます。
毎年、6月の最終日曜日11月の第4日曜日です。

・最新の開催日程:【第47回検定】2022年6月26日(日)

申し込み方法

試験の申し込み方法は、主催元の一般社団法人FLAネットワーク協会で願書受付をしておりますので、公式のホームページよりお申し込みください。
参考:一般社団法人FLAネットワーク協会

その他試験情報

受験料3級 :5,000円
2級 :7,500円
3級・2級併願: 12,500円
試験勉強90分
出題範囲・栄養と健康(栄養・病気予防・ダイエット・運動・休養など)
・食文化と食習慣(行事食・旬・マナー・配膳・調理・献立など)
・食品学(生鮮食品・加工食品・食品表示・食品添加物など)
・衛生管理(食中毒・食品衛生・予防・食品化学・安全性など)
・食マーケット(流通・外食・中食・メニューメイキング・食品販売など)
・社会生活(消費経済・生活環境・消費者問題・IT社会・関連法規など)
合格基準・3級:1問2点 
合格点60点以上(100点満点)
・2級:選択問題1問2点・記述問題1問3点 
合格点74点以上(123点満点)
出題形式3級:選択問題(マークシート形式 50問)
2級:記述問題(マークシート形式 42問)・選択問題(13問)

独学で食生活アドバイザー(R)試験の合格は可能?

独学でも合格を目指せる!合格率は高く難易度もやさしい!

ここまで解説してきた食生活アドバイザー(R)試験ですが、独学でも合格を目指すことは可能です。
独学でのメリットは自分に合ったペースで学習ができることや、テキストなどの学習内容も自由に選べる点があげられます。

主催元である、一般社団法人FLAネットワーク協会が出版している公式のテキストも、3級、2級ともに一般に発売もされていますので、独学での学習でも十分に合格を目指すことができます。

仕事や家事などで忙しく、長期的に勉強しながら取得を目指したい方には、独学で合格を目指すのもおすすめの方法といえるでしょう。

合格率は3級で65%、2級で40%程

食生活アドバイザー®の合格率をあわせて見てみると、FLAネットワーク協会の発表では3級で65%、2級で40%(実施回により異なる)と公表されています。
3級と比較して2級は記述式の問題も含まれますので合格率は低くなっていますが、他の検定試験などと比較して、合格率は高く難易度もやさしいといえるでしょう。

合格率を含め独学での合格は十分に目指せることはわかりました。
一方、サポート体制がよい通信講座では、講座受講者の80%以上の合格率を発表している講座などもありますので、ご自身の環境に合わせた学習環境を選択することが大切ともいえるでしょう。

通信講座の紹介

FLAネットワーク協会公認の通信講座を2つご紹介します。
添削指導や質問回答サポートなども用意されていますので、一人での学習に不安がある方は受講を検討されてみてはいかがでしょうか。

(1)ユーキャン 主催
・講座名:食生活アドバイザー(R)講座
 2級と3級の両試験に対応している講座です。
・受講期間:標準4ヶ月
・受講料(税込):39,000円

(2)学校法人 産業能率大学 総合研究所 主催
・講座名:食生活アドバイザー(R) 2級/3級/3・2級
・受講期間:2ヶ月
・受講料(税込):2級:14,300円/3級:13,750円/3・2級:16,500円

食生活アドバイザー(R)資格の魅力とは?どのような仕事に活かせるか?

飲食業だけでなく福祉介護の業界でも活かせる!

食と生活のスペシャリストの資格というと飲食業などがすぐにイメージに浮かびますが、飲食業だけでなく、食生活ととても密接している福祉や介護の現場や、食育の指導として教育の現場など幅広い場所で活用が見込めることも大きな魅力のひとつです。

また、主催元のFLAネットワーク協会では、幅広い活躍のイメージとして食生活アドバイザー(R)とのプラスαの複合資格を以下のような組み合わせで取り上げ、仕事の幅も広がると提案しています。

・「調理師」&「食生活アドバイザー(R)」
・「栄養士」&「食生活アドバイザー(R)」
・「ホームヘルパー」&「食生活アドバイザー(R)」
・「保育士・教師」&「食生活アドバイザー(R)」
・「アスレチックトレーナー」&「食生活アドバイザー(R)」
・「販売士」&「食生活アドバイザー(R)」

資格を取って良かった?取っても無駄という声は?

資格を取ってよかったという声

食生活アドバイザー(R)が活躍できるフィールドは広く、家庭をはじめ、食にまつわるさまざまな業界で活躍ができることから、資格を取得してよかったという声はとても多く見ることができます。

取っても無駄という声

無駄といわれる場合の多くが、民間資格などは独占業務ではなかったり、受験資格に制限がなかったりする場合が多いことから、取得しても就職には有利ではないという意味から無駄といわれることがあります。

ご自身やご家族の生活を豊かにするために

食生活アドバイザー(R)は名前のとおり、食生活という生きていくうえで必ず重要な知識をつけられることから、学ぶこと自体が無駄になるようなことはありません。
ご自身のお仕事やご家庭など、それぞれの環境に合わせて食生活アドバイザーの資格を活用していきたいですね。

まとめ

ここまで、食生活アドバイザー(R)の概要や試験情報、学習内容などを紹介してきました。
幅広い仕事や家庭などで役に立ちますので、知識を身につけておいて損はないでしょう。

独学でも資格取得を目指すことができますので、気軽に学習を始められるでしょう。
一人での学習に不安がある方は、通信講座の受講を検討されてみてはいかがでしょうか。

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