食物アレルギーに関連する資格とは?種類や活かせる仕事について紹介します!

食物アレルギーに関連する資格とは?種類や活かせる仕事について紹介します!食物アレルギー
食物アレルギー
このページの監修者
FONTE編集部

食や栄養は年齢やそれぞれの状況に応じて必要な栄養や食べ方が異なるもの。ご自身やご家族のためにより良い食生活を送ろうとしている方に食に関する学び情報をわかりやすく発信して少しでもお役に立てれば幸いです。

今回は食物アレルギーに関連する資格を紹介します。
自身のお子さんや、子どもに食事を提供するような仕事に就いている方にとって、勉強しておいて損はない知識を学べる資格ばかりです。
食物アレルギーに関する資格に興味がある方は参考にしていただけると幸いです。

食物アレルギーに関連する資格とは

食物アレルギーやアレルギー対応食に対する正しい知識が身につく資格

食物アレルギーに関する資格を取得することで、アレルギーの基礎知識からアレルギー対応食の作り方、アレルギー食に代替した場合の栄養素の知識など、アレルギーに対する正しい知識を身につけることができます。

2015年からアレルギー疾患対策基本法が施行されたこともあり、新しくできた資格が比較的多くなりますが、民間資格だけでなく、給食を提供する場合の栄養士としてのステップアップにあたる資格もあります。
今回は5つの資格をピックアップして解説します。

食物アレルギーに関連する資格の種類

アレルギー対応食アドバイザー

アレルギー対応食アドバイザーの資格は、一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)が資格認定している民間資格になります。
取得には指定講座である、資格のキャリカレが開講している「アレルギー対応食アドバイザー資格取得講座」を受講し、検定試験に合格することで資格取得できます。

カリキュラムの内容は、食物アレルギーに関する基礎知識や、アレルギー対応食についての基礎知識と実践方法を学習できる内容となっています。
代替食材を使ったレシピや調理のコツなども学べることから、食物アレルギーを持つお子さんがいる家庭には日頃の食卓などにとても役に立つノウハウが学べる内容となっています。

日本アレルギー学会専門医の清益功浩先生と、アレルギー性疾患を研究している管理栄養士の林典子先生が監修しており、安心して食物アレルギーについての正しい知識を学ぶことができる講座となっています。

食物アレルギーマイスター

食物アレルギーマイスターの資格は、認定NPO法人 アレルギー支援ネットワークが資格認定している民間資格になります。

資格取得には、下記の課程が必要となります。
・アレルギー支援ネットワークが開講しているアレルギー大学のカリキュラムの修了
・資格申請に必要な講習の受講、および研究結果報告と研究実習(調理実習)の合格
・認定委員会の審査に合格

アレルギー大学で学べる講座は、食物アレルギーを体系的に学ぶことができる全国で唯一の講座としており、アレルギーの基本を学ぶ基礎講座からアレルギーに関する最新の医学食事療法(食餌療法)まで、幅広く学べる講座となっています。
講師についても、現役で活躍中の医師や栄養士など、全国でもトップレベルの講師による講座受講が可能となっています。

食物アレルギー栄養士(給食管理分野)

食物アレルギー栄養士(給食管理分野)は、公益社団法人 日本栄養士会が認定する資格であり、栄養士資格をすでに所持している方が取得することができる資格です。

食物アレルギー栄養士を取得するには受験資格として、栄養士としての実務経験が3年以上必要となりますので、栄養士資格を持っていてもいきなり取得することはできません。
受験資格を満たしている栄養士については、所定の研修や認定試験に合格することで資格取得となります。

食物アレルギー栄養士は、給食管理が必要な病院・保育園・学校・企業など、多くの現場で働く栄養士において適切な栄養素など踏まえたうえで、食物アレルギーに配慮した安全な食の提供ができる栄養士を認定しています。
栄養士としてさらなるスキルアップやキャリアアップのための専門的な資格ともいえます。

食物アレルギー管理栄養士

食物アレルギー管理栄養士は、上記で解説した食物アレルギー栄養士のさらに上位にあたる資格となります。
受験資格においては、食物アレルギー栄養士の資格を取得していることに加えて、管理栄養士の資格を取得していることが前提となります。

管理栄養士の資格は、管理栄養士の養成学校を卒業するか栄養士としての所定の実務経験を経たうえで、管理栄養士国家試験に合格することが必要となりますので、食物アレルギー管理栄養士の資格はさらに取得のハードルが高いことがわかります。

食物アレルギー栄養士(給食分野)との違いは、給食分野における食物アレルギーに対応した献立作成や調理技術に加えて、医師や学校との連携して食物アレルギーの改善や治療に向けた指導ができることを認定している資格となっています。

2018年から認定されている新しい資格ですが、日本栄養士会が発表する2021年5月時点でも資格認定は71名とまだまだ取得している方は多くはありませんので、管理栄養士としてさらにスキルアップを目指している方にはこれから注目の資格ともいえるでしょう。

小児アレルギーエデュケーター

小児アレルギーエデュケーターの資格は、一般社団法人 日本小児臨床アレルギー学会が認定している資格であり、管理栄養士・看護師・薬剤師など、主に小児科医と関わる方を対象としたアレルギー専門のメディカルスタッフへ向けた認定制度です。

小児アレルギーエデュケーターは食物アレルギーだけでなく、気管支喘息やアトピー性皮膚炎などのアレルギーに対しての専門性を高め、より高度なアレルギーの治療や指導ができるメディカルスタッフを養成、認定することを目的としています。

資格の取得は、看護師(准看護師を含む)、薬剤師、管理栄養士が対象となっており、2度の講習会の受講と試験に合格することで資格認定されます。

小児アレルギーエデュケーターは病院などの医療機関や薬局での活躍だけでなく、アレルギーに関するイベントや保育、学校関係での講師活動などでも活躍している資格です。

食物アレルギーの資格が活かせる仕事とは

子どもの食事を提供する仕事で特に活かすことができる

食物アレルギーに関する資格を取得することで特に活かすことができるのは、子どもの食事を提供する業務に関わる仕事です。
大人に比べて子どものうちの食物アレルギーの発症率は高く、子どもに対して給食を提供することがある学校病院などでは必須の知識ともいえます。

給食と関わることで栄養士などの資格を取得していることを前提として取得できる資格も多いですが、今回取り上げたような、アレルギーの基礎を学ぶことができる民間資格もあります。
ご自身の家庭飲食店などでも子どもに対して食事を提供する場面は多くありますので、食物アレルギーを勉強して仕事に活かしてみてはいかがでしょうか。

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