幼児食は、離乳食からより大人の食事に近づいていくために、年齢や体の成長に合わせて用意する期間の食事のことです。
使う食材や調理方法だけでなく、食事をすることの大切さや、食事時のマナーなども教える重要な時期にもなりますので、子育てのなかでも重要なポイントともいえます。
今回はおもに年齢や時期によっての特徴や、気をつけるポイントなども解説していきますので、はじめての子育てなどで幼児食についてお困りの方はぜひ参考にしてみてください。
幼児食とは?
成長に必要な栄養や習慣を養う重要な期間の食事!
幼児食は母乳やミルクが中心だった離乳食から、大人と同じ食事へ移り変わっていく大切な期間です。
幼児食において離乳食から移り変わる大切なポイントを2つあげると、食事からとる「栄養」と「食べる習慣を養うこと」です。
離乳食は母乳やミルクからの栄養を得ていますが、幼児食は今後の成長に必要な栄養を3食の食事から摂ることになります。
とくに幼児期に必要な栄養は、脳や体を育てるにはとても重要な要素となりますので、年齢や時期にも合わせてバランスよく栄養を摂る必要があります。
また、食べ物の好き嫌いなど味覚の成長もこの時期の影響が大きいともいわれていますので、必要な栄養素とともに気をつけていきたい点です。
食事の習慣やマナー、楽しさも育む
栄養とともに重要な要素として、食べる習慣を養うことにおいてもとても重要な時期となります。
大人と同じように3回の食事を自分の手を使いスプーンやフォーク、さらに箸を使うようにと、自分で食べることの習慣や食べることの楽しさを養う期間となります。
そしてこの食べる習慣のなかで、食事時のマナーなどもこの時期に教えていくこととなります。
大きくなるほど食事のマナーを直していくことは難しくなるともいわれていますので、吸収がはやいこの時期に教えていくことが重要です。
厳しくしすぎて食事の楽しさを損なってしまってはいけませんので、年齢や時期にもあわせて毎日の食事のなかで少しずつ教えていくことが大切といえるでしょう。
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幼児食はいつから?
目安は1歳を過ぎたあたりから
幼児食を始める時期は、1歳を過ぎた頃から1歳半くらいまでの間にスタートするのが一般的です。
ただし、成長の速度は人それぞれになりますので、離乳食などでも食べ物を噛むような食べ方をするようになった頃など、年齢というよりも成長の速度に合わせて幼児食をはじめたほうがよいでしょう。
その他の幼児食を始める時期の目安としては、「離乳食を食べたがらなくなる」「自分から大人の食べ物に手を伸ばすような行動が見られる」「コップを使って飲み物がのめるようになる」などもポイントです。
基本的には大人と同じように1日3食を取るリズムを教えていくことになりますので、離乳食時に3食を食べる習慣をつけておくのも重要です。
年齢別の幼児食のポイント
1歳~1歳半
ここからは、幼児食のポイントを年齢別に分けて詳しく見ていきましょう。
1歳を過ぎたあたりから、食べ物を噛むようなしぐさなどに加えて奥歯なども生えてくるでしょう。
ちょうどこの頃が幼児食のスタート時期です。
まずは手掴みで自分で食べることを目標にしてみましょう。
まだ奥歯などは歯の生え揃いませんので、離乳食と同じように歯茎でも咀嚼できるようなやわらかく食べやすいものから様子をみながら食べさせましょう。
アレルギーをもっている場合もありますので、口が赤くなっていないかなど体の様子もよく見ておくことが重要です。
1歳半~2歳
2歳を過ぎると奥歯も生え揃い、よほどかたいものでなければいろいろなものを自分で食べることができるようになるでしょう。
3歳に近づくごとにNGな食材もなくなっていき、大人と同じようなメニューも食べることができるようになりますが、塩分が同じにならないよう味付けなどには注意しましょう。
3歳~6歳
3歳を過ぎ小学校に上がる6歳頃までは、徐々にマナーなどを身につけられるようになることを心がける必要があります。
食事時のマナーや、大人と食卓を囲んで食べる楽しさなどを教えてあげるためにも、一緒に食べてあげることも重要です。
また、これまでのスプーンやフォークに加えて箸なども使う練習が必要になっていきますので、徐々に持ち方を覚えられるように補助してあげましょう。
生ものなどのNGな食材もなくなり、大人とほとんど同じものを食べられるようになりますので、食材についてはそれほど気を使わなくなります。
しかし、同時に好き嫌いなどもはっきりしてきますので、好きなものだけに片寄らないように嫌いなものでも工夫して食べてもらえるよう気をつけてあげるとよいでしょう。
幼児食に関する資格
幼児食インストラクター
幼児食インストラクターは一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)認定の民間資格で、幼児食に関する幅広い知識を持つスペシャリストの証明です。
子どもの成長に合わせた献立の工夫や病気・食物アレルギーの対処法などを学びます。
乳幼児食指導士
乳幼児食指導士は株式会社日本フローラルアート(東京カルチャーセンター)認定の民間資格です。
認定講座で離乳食や幼児食について基礎から実践まで幅広い知識を学び、子どもの食生活を正しく導きます。
離乳食・幼児食コーディネーター
離乳食・幼児食コーディネーターは一般社団法人 日本味育協会認定の民間資格です。
乳幼児の食と身体発達に関する知識を身につけ、発達段階に合わせた栄養バランスのよい食事を効率よく作ることができる専門家です。
まとめ
ここまで幼児食の概要や、年齢別のポイントを紹介してきました。
子どもの年齢や体の成長に合わせた食事や注意すべきポイントがお分かりいただけたのではないでしょうか。
幼児食についてお困りの方や、さらに詳しく知りたい方には講座の受講がおすすめです。
資料の取り寄せは無料ですので、まずは資料をご覧になってはいかがでしょうか。
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