薬膳インストラクターとは?2種類ある資格の違いや活かせる仕事について解説します!

薬膳インストラクターとは?2種類ある資格の違いや活かせる仕事について解説します!薬膳
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このページの監修者
FONTE編集部

食や栄養は年齢やそれぞれの状況に応じて必要な栄養や食べ方が異なるもの。ご自身やご家族のためにより良い食生活を送ろうとしている方に食に関する学び情報をわかりやすく発信して少しでもお役に立てれば幸いです。

今回は薬膳に関する資格のひとつである薬膳インストラクターについて解説します。
薬膳インストラクターについて気をつけておきたいのが、同じ名称で2種類の資格があることです。

それぞれの資格の取得方法や資格の違いなど、取得の際に気になるポイントなどを中心に解説していきたいと思います。
薬膳インストラクターや薬膳に関する資格を取得しようとお考えの方は、参考にしていただけると幸いです。

薬膳インストラクターとは?

2種類が存在する

初めにご説明するのは、薬膳インストラクターという名称がつく資格は2種類存在している点です。
(1)一般社団法人 日本能力開発推進協会(JADP)が認定している「薬膳インストラクター資格
(2)特定非営利活動法人 全日本薬膳食医情報協会(Any)が認定している「薬膳インストラクター(初級)

どちらも中医学由来の薬膳についての知識・理論を学ぶことができる資格ではありますが、取得過程や認定講座は異なりますので、取得を考えている方は注意が必要です。
それぞれの資格取得方法は以下になります。

薬膳インストラクターの資格取得方法は?

それぞれの指定講座を受講し、試験に合格すると取得できます。

(1)薬膳インストラクター資格【JADP認定】の場合

日本能力開発推進協会(JADP)が認定している「薬膳インスラクター」の資格を取得する場合、まずは資格のキャリカレが開講している「薬膳インストラクター資格取得講座」の通信講座を受講することが必要です。
そのうえで、日本能力開発推進協会(JADP)が実施している資格試験に合格することで資格取得となります。

指定講座は、4ヶ月間のカリキュラムになっており、中医学の基礎からさまざまな疾病にあわせた薬膳のレシピや調理方法などを学ぶ内容となっています。

●取得費用
・講座の受講料:39,600円(税込)
※インターネットからお申し込みの場合

・試験の受験料:5,600円(税込)

参考:一般財団法人 日本能力開発推進協会(JADP)

(2)薬膳インストラクター(初級)【Any認定】の場合

全日本薬膳食医情報協会(Any)が主催・認定している「薬膳インストラクター(初級)」の資格は、主催元の全日本薬膳食医情報協会(Any)が開講している講座か、全国の認可施設で開講されている講座を受講後に、協会が実施する認定試験に合格することで資格取得となります。

取得費用や通学・通信講座かなどは選択する講座により異なりますが、およそ2日間のカリキュラムで季節の薬膳やそれにあったレシピの組み立てなどを中心に学習することができます。

また、協会が主催する「薬膳インストラクター(初級)」の資格には上位資格が存在しています。
薬膳インストラクター(中級)」、「国際薬膳調理師(上級)」などの上位資格を目指すためには、「薬膳インストラクター(初級)」から取得する必要があります。

参考:特定非営利活動法人 全日本薬膳食医情報協会(Any)

薬膳インストラクターの資格取得の難易度は?

取得難易度は低い

次に、それぞれの資格の試験の合格ラインについてです。
日本能力開発推進協会(JADP)、全日本薬膳食医情報協会(Any)ともに、試験の合格ラインは70%以上の正解となっています。

受講する講座により試験対策は異なりますが、合格できるまで何度も受験が可能であったり、通常のカリキュラムの他に試験対策講座をおこなっている講座などもありますので、資格の取得難易度としてはそれほど高くないといえるでしょう。

薬膳インストラクターの資格を仕事に活かすことは可能?

飲食業界だけでなく福祉や美容の業界でも活かすことができる

薬膳インストラクター資格を取得することで、さまざまな業界の仕事に活かすことが可能といわれています。
レシピなどを学ぶことから、薬膳というと料理などの飲食関係の仕事に活用ができるイメージが強いですが、薬膳の知識が病気の予防やアンチエイジングやスキンケアにも効果があることから、福祉業界美容業界でもプラスアルファの知識として活用ができるといわれています。

病院や介護施設などの福祉施設で働く調理師や栄養士から、美容に効果があるレシピなどを紹介する講座や教室を開講するなど幅広い仕事に活用が可能となっています。

薬膳インストラクターと薬膳コーディネーターの違いは?

資格の主催団体や指定講座が異なる

薬膳インストラクターに名称が似ている資格に「薬膳コーディネーター」という資格が存在しています。
少々名称が似ていることもあり、資格を混同して覚えてしまいがちですが、まったく異なる資格になります。

前述したように薬膳インストラクターについては、日本能力開発推進協会(JADP)および、全日本薬膳食医情報協会(Any)が主催していますが、薬膳コーディネーターは本草薬膳学院が資格認定しています。
指定講座であるユーキャンの「薬膳コーディネーター講座」を受講することで取得できる資格となっています。

薬膳に関する資格の種類については、以下ページで取りあげています。
関連記事薬膳資格の種類や取得方法、活かせる仕事について解説します!

まとめ

今回は、薬膳インストラクターの概要や資格取得方法などを紹介してきました。
ご家庭はもちろんのこと、幅広い業界にも役立ちますので資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。

薬膳インストラクター以外にも、薬膳に関する資格は数多くあります。
各資格についての資料は無料で取り寄せできますので、ご興味をお持ちの方は以下ページをご覧ください。

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