野菜や果物は健康維持にかかせないものです。
厚生労働省の発表によると、健康のためには１日に単色野菜を230g、緑黄色野菜を120g以上の合計350g以上の野菜を摂取することが目安とされています。
しかし、日々の忙しい生活のなかで毎日これらを摂取することは案外大変です。
野菜や果物はそれぞれに栄養や効果が異なるため、十分な摂取には野菜や果物の選び方、調理の仕方などを知ることが必要なのです。
そこで、今回はそれらの知識を得るのに適した資格である「野菜スペシャリスト」についてご紹介します。
野菜スペシャリストとは？
野菜や果物の知識を活かして健康と美をつくる専門家
近年の健康志向の高まりから野菜や果物を意識して摂取している方は増えています。
しかし冒頭でもお話ししたとおり、毎日野菜や果物を目安量摂るには効率的に摂取するための知識が必要です。
野菜スペシャリストはその名のとおり、野菜のスペシャリストです。
野菜・果物それぞれが持つ健康効果や効能、栄養などを知り、選び方のコツを学びます。
さらに、野菜や果物の栄養を損なわずおいしく食べる調理法を身につけることで、日々の目安量を効率的に楽しく摂取することができます。
また、野菜スペシャリストは野菜を取り巻く社会環境なども学びます。
野菜や果物に対する正しい知識を身につけ、自身や家族の健康や美容に役立てることのできる専門家が野菜スペシャリストなのです。
野菜スペシャリスト資格を活かせる場面とは？
家庭や仕事に活かせる！
野菜スペシャリストの資格はさまざまな場面や仕事で役に立ちます。
その一部をご紹介します。
●家庭で役立てる
野菜スペシャリストの資格では野菜や果物の特徴や選び方だけでなく、いろいろな野菜を使ったレシピや調理法を多く学びます。
日々の食事に使いやすいレシピはもちろん、自分や家族の体調やそのときの症状にあったレシピ、ジュースやドレッシングのサラダレシピなどたくさんのレシピを知ることで料理のレパートリーが広がります。
そのため、目的やその時々の状態に適した野菜や果物を選んでたくさん効率的に摂取することが可能になり、自身を含め家族の健康維持や病気の予防、美容に役立てることができます。
●食に関する仕事で役立てる
野菜スペシャリストは野菜・果物に関する専門家資格であるため、それらを扱う仕事で活躍が見込めます。
野菜や果物の流通に関する仕事、青果店やスーパーで直接お客様に接してアドバイスや提案をおこなう仕事などが代表的なものになりますが、実は美容業界でも役立てることができるのがこの資格です。
美しさは体の内側からのケアも重要とされており、やはりその核になるものは食事です。
資格取得のために得た野菜や果物の正しい知識を、自信をもって伝えることができるのは野菜スペシャリストの強みです。
●就職・転職に役立てる
前述したように野菜スペシャリストの資格が活かせる仕事はさまざまあります。
青果店やスーパー、美容関連のほか、食品メーカーでの食品開発、飲食業でのメニュー開発や調理、健康関連の仕事、医療や保育施設で食に携わる仕事など、身につけた知識を役立てられるフィールドは数多くあります。
野菜スペシャリストの資格は、そのような業界への就職・転職にきっと役立つでしょう。
野菜スペシャリスト資格の取得方法とは？独学で取得可能？
講座受講が必要なため、独学では取得できない！
野菜スペシャリストの資格を取得するには、一般社団法人 FLAネットワークが認定する講座の受講が必要です。
認定講座である「生涯学習のユーキャン」の「野菜スペシャリスト講座」を受講し、検定試験に合格することで取得できます。
独学では資格が取得できませんのでご注意ください。
認定の通信講座をご紹介！
それでは、FLA認定講座の「野菜スペシャリスト講座」についてご紹介します。
この講座は自宅で、またスキマ時間を利用して学べる通信講座です。
1日30分〜1時間、5ヶ月間で資格取得に必要な知識を身につけられるカリキュラムになっています。
●学習内容
(1)野菜の上手な活用法
まずはイラストや写真の豊富なテキストで野菜調理の基本を学び、目的に合わせた活用法を身につけます。
付属のDVDでは包丁の持ち方、切り方などの基本的な技術をはじめ、炒める、ゆでるといった調理法を用いて効率よく栄養を摂取する方法を学ぶことができます。
(2)暮らしのなかで活かせる知識
野菜を中心とした栄養学の基礎を学びます。
野菜・果物の栄養素や働きを学ぶことで、自分自身や家族に必要な野菜を選択できるようになるでしょう。
また、主な野菜や果物の保存方法や特徴・分類なども学べるうえ、旬の食材やおいしい野菜・果物を見分ける方法も学べます。
別冊のレシピ集では、普段よく使う食材ごとのレシピのほか、目的別のレシピ112点が掲載されており、日々の生活のなかに野菜や果物を取り入れやすくなるとされています。
(3)野菜・果物を取り巻く環境
野菜についての関連法規や流通などの知識を身につけます。
専門的な内容もわかりやすく解説されているため、食に関する仕事にも活かせる知識を習得できるでしょう。
(1)～(3)を学び、全4回の添削課題を提出したあとはいよいよ検定試験です。
自宅でマークシート形式の試験を受け、70％以上の得点を取得すれば合格です。
もし、失敗しても受講期間中は繰り返し受験が可能なため、しっかりと学習して再度挑戦することができます。
野菜スペシャリスト資格の取得費用や難易度は？
資格の取得にかかる費用や難易度が気になる方も多いのではないでしょうか。
取得を検討するにあたり、以下ご参考になれば幸いです。
●取得費用
講座の受講料：39,000円（税込）
※分割払いの場合、総額が異なります。
●難易度
在宅で試験を受け、70%以上の得点率で合格となります。
テキスト内容より出題されるため、難易度は低いといえるでしょう。
まとめ
野菜スペシャリストは設立が2017年と比較的新しい資格です。
健康志向が高まる昨今、ニーズも拡大していくのではないでしょうか。
野菜や果物に関する資格は数多くありますので、比較・検討することをおすすめします。
資料の取り寄せは無料ですので、まずは資料をご覧になってみてはいかがでしょうか。
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