薬膳コーディネーターとは?資格取得方法や活かせる仕事について解説します!

薬膳コーディネーターとは?資格取得方法や活かせる仕事について解説します 薬膳
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このページの監修者
FONTE編集部

食や栄養は年齢やそれぞれの状況に応じて必要な栄養や食べ方が異なるもの。ご自身やご家族のためにより良い食生活を送ろうとしている方に食に関する学び情報をわかりやすく発信して少しでもお役に立てれば幸いです。

薬膳に関係する資格は数多くありますが、今回は薬膳コーディネーターの資格に注目し、解説したいと思います。
薬膳の基礎的な意味をはじめ、薬膳コーディネーター資格の取得方法、どのような仕事に活かせるのか、他の薬膳関連資格との違いなどを解説していきます。

薬膳の資格を取りたいと考えている方は、参考にしていただけると幸いです。

薬膳コーディネーターとは

薬膳とは

そもそもの薬膳の基本的な考え方は、中国の伝統医学である中医学に基づいており、それぞれの人や、その時の体調などにあった料理に生薬を用いた料理のことをいいます。

日本における漢方も、この中医学をもとに日本で取り入れられ独自に発展した医学であり、日本でも生薬を使った料理のことを同じように、薬膳または、和漢膳と呼びます。

この生薬とは、自然界で取ることができる、植物、動物、鉱物の一部などを加工したものを指し、中医学における生薬の種類は、諸説ありますが3,000種類以上あるともいわれてます。
生薬を組み合わせて病気の治療薬としても使いますが、生薬を使った薬膳には未病を防ぐという役割があります。

未病とは

未病とは病院に行くほどではない、または、病院で検査などをしても異常はないと診断されるような、体調の不調がある状態のことをいいます。
身近な例でいうと、目がかすむ、頭痛がする、むくみやすい、疲れやすい、なども未病の可能性がある症状といえます。
薬膳の知識は、この誰しも普段の生活のなかで起こりうる未病の状態を事前に防いだり、改善することができる、非常に生活に密着した知識だといえるでしょう。

薬膳の知識から健康促進をコーディネート

薬膳コーディネーターは、薬膳を使った料理やお茶などを生活に取り入れ、日々の健康促進や体調改善などに役立てることができる、薬膳のスペシャリストを目指す民間資格となっています。
資格認定は本草薬膳学院がおこなっており、本格的な中医薬膳を学べるカリキュラムとなっています。

また最近では、薬膳に関する資格は健康や体調改善だけでなく、美容の改善などにもよいということから、女性におすすめの資格となっており、薬膳コーディネーターはさまざまな女性芸能人なども取得しているような人気の資格となっています。

薬膳コーディネーターの資格取得方法

通信講座の受講と資格試験に合格する

薬膳コーディネーターの資格を取る場合はまず、ユーキャンの薬膳コーディネーター講座を受講する必要があります。
通信講座による受講になりますので、自宅に送られてくるテキストやDVDを使って在宅での学習となります。
そして、すべてのカリキュラムを受講後、最終課題の資格試験に合格することで取得となります。
資格試験も自宅での在宅受験となります。

最終課題の資格試験の合格ラインは、試験の60%以上の点数を取ることとされていますが、万が一60%以上の点数が取れなかった場合でも、3回までは試験に挑戦することができるため、ほぼ100%に近い合格率で合格できるといわれています。

また、取得までの期間は標準で4ヶ月ほどで、最大12ヶ月までは講座のすべてのサポートを受けることができるようになっています。

講座受講料は以下のとおりです。
受講料:44,000円(分割可能)
※教材費、指導費、消費税などが含まれます。
※キャンペーンなどにより価格が変更となる可能性があります。

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薬膳コーディネーターの資格は独学で取得可能?

講座受講が必要なため、独学では取得できない

薬膳コーディネーターの資格は、上記で説明したように講座受講が必須であり、カリキュラムを修了したうえで資格試験を受験します。
そのため、独学だけで学習し、資格試験だけ受験することはできません。

市販されている薬膳のテキストや資料などは多く、薬膳コーディネーターと同じような薬膳の知識を身につけること自体は充分可能といえますが、資格の取得にはつながりませんので注意しましょう。

薬膳コーディネーターの資格が活かせる仕事とは

飲食業界だけでなく福祉業界などでも活かせる

薬膳コーディネーターをはじめ、薬膳に関係する資格はさまざまな仕事にも活かすことができるといわれています。

まずは当然ながら、飲食業界をはじめとして、料理や食について関わる業界に強く、調理業務や食品の商品開発などに活かすことができます。
特に、ここ最近では食べ物に関しても、健康志向の考え方の傾向が強まっていることもあり、薬膳の専門店や商品も以前に比べると多くなっています。
なかには薬膳を使った飲食店の独立・開業や、料理教室などで講師となって活躍するケースも少なくないようです。

薬膳コーディネーターの資格は、飲食業界の他にも、福祉業界などでも活躍の幅が広がっています。
特に、病院や老人介護施設などにおいては、食の提供はとても大切な要素です。
施設で調理師や栄養士の仕事をするにあたって、食材の知識や栄養学などと掛け合わせて、薬膳の知識も活かすことができるのは健康促進などに大きな強みとなるでしょう。

薬膳コーディネーターと薬膳マイスターの違いとは

資格試験を主催認定する団体が違う

薬膳の資格などを調べていると、薬膳コーディネーターの他に「薬膳マイスター」という資格を見かけることはないでしょうか。
この2つの薬膳の資格の違いについても解説していきます。

まず基本的に違う点は、講座を企画・主催している会社と資格を認定している団体・会社が異なります。
薬膳コーディネーターは前述したとおり、講座はユーキャンがおこない、資格は本草薬膳学院が認定しているのに対し、薬膳マイスターは、がくぶんが講座を企画しており、資格は一般社団法人 和漢薬膳食医学会が認定しています。

そして、この資格認定している本草薬膳学院と和漢膳食育学会では、同じ薬膳のカリキュラムでも学ぶ内容も少々異なります。
薬膳コーディネーターは中医に基づいた薬膳を学べると解説しましたが、薬膳マイスターは中医を起源に、日本で発展した漢方である和漢膳を学ぶ内容となっています。
資格の正式名称を和漢薬膳師といいます。

どちらも生薬を使った薬膳を学ぶという意味では同じですが、起源や成り立ちが少し違うことを覚えておいたうえで、自身にあった資格を選択するとよいでしょう。

薬膳に関する他の資格については、以下ページで取りあげています。
関連記事薬膳資格の種類や取得方法、活かせる仕事について解説します!

まとめ

今回は、薬膳コーディネーターの概要や資格取得方法などを紹介してきました。
ご家庭はもちろんのこと、幅広い仕事にも役立ちますので資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。

薬膳コーディネーター以外にも、薬膳に関する資格は数多くあります。
各資格についての資料は無料で取り寄せできますので、ご興味をお持ちの方は以下ページをご覧ください。

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